IWCは今回のメンバーズ・ミーティングで大規模なプロモーションを展開した。映画に登場する時計を紹介するポップアップブースをはじめ、劇中に登場するサーキット用および公道用の車両の展示、出演俳優2名の来場、さらに映画のなかで使用されたドライビングや撮影技法のデモンストレーションなど、見どころ満載の内容となった。映画『F1/エフワン』(原題:F1)の監督は『トップガン マーヴェリック』(原題:Top Gun: Maverick)で知られるジョセフ・コシンスキー(Joseph Kosinski)氏。彼と、確かな腕を持つ多数のスタッフ陣があの『トップガン』続編の臨場感を少しでも再現できれば、『F1』はこれまでにない革新的なレーシング映画となるだろう。期待は高まるばかりだ。
この記事に並ぶ100枚以上の写真とともに、僕が初めて体験したグッドウッドの模様を楽しんで欲しい。そこには迫力満点で時に破壊的でもある本気のヴィンテージレース、パドックの散策、観客のなかに見つけたIWCの腕時計、そして映画『F1』のサーキット走行シーンなどさまざまなハイライトがあった。快晴の土曜日、私の1日はグッドウッドの正門を入ってすぐのIWCブースから始まった。
IWC booth at goodwood
iwc race car
『F1』のためにAPXGPカラーでラッピングされた現代のメルセデス・ベンツ AMG GT。
icw formula car
映画に登場するレースカーのプロップ。興味深いことに、劇中のマシンはF2カーを改造し、メルセデスがF1仕様として特別な撮影機材を組み込んで仕立てているという。俳優とスタントドライバーの両方が実際に運転し、映画は実際のグランプリイベントと並行して撮影された。
an IWC watch
IWCのクリストフ・グランジェ・ヘア(Chris Grainger-Herr)CEOが着用していたのは、IWC パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン™・チーム。
iwc booth
iwc watch
ネクタイに、腕時計(IWC ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー)。すべてが、まさにグッドウッド的だ。
iwc watch
最初のインヂュニア目撃例――これから始まる多くの発見の始まりだった。
the stands at goodwood
スタート/フィニッシュライン手前のシケイン前に集まる観客たち。
car on track
1971年製シボレー カマロ Z28が、ゴードン・スパイストロフィーに出場。
a ford gt
1965年製のフォード GTは、ガーニー・カップに出場予定(詳細はのちほど)。
the crowd at goodwood
イベントを楽しむファンたち。
an iwc portofino
イベント会場で、友人であるStandard Hのウェスリー・スミス(Wesley Smith)氏に偶然遭遇。IWC ポートフィノ・クロノグラフを手首に、イベントにぴったりの装いをしていた。
a car on track
息を呑むほどクールなElbe BMW MK8が、ガーニー・カップ序盤の周回でコースに登場。
cars on track
1932年製フレイザー・ナッシュ TTレプリカが、1935年製のアストンマーティン アルスターの猛追から逃れようとしている。
a ford gt on track
1965年製のフォード GT40。
iwc on wrist
発売されたばかりのインヂュニア・オートマティック 35 Ref.IW324903。
iwc watch on a wrist.
ビッグ・パイロット・ウォッチ・ショック・アブソーバー XPL トト・ヴォルフリミテッドエディションを着けている男性に出会った。写真をお願いすると彼はスマートフォンを取り出し、前作のトト・エディションも所有していると見せてくれた。こうしたコラボモデルは、メルセデスAMG・ペトロナスのようなチームの熱烈なファンにとって、まさに響くものだ(なお、トト・ヴォルフ氏は同チームのCEO)。
a car on track
1932年製フレイザー・ナッシュ TTレプリカがシケインを駆け抜ける様子を、より間近で。
a bar in a land rover
古いランドローバーはグッドウッドにおいて、ほとんど何にでも“なれる”存在だ。
iwc
IWC パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・レーシング・グリーン。
iwc
IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ。
fish n chips
伝統的な風景だ。
パドックにて
ひとまずコースを離れ、歩道橋の下をくぐってインフィールドへ。そこにはパドックが広がり、レース前の整備や、レース後の修理が行われている。パドックは出入り自由で活気に満ちており、歩行者の絶え間ない流れのなかをクルマたちが行き交っていた。
the paddock
サーキット下の屋根付き歩道。この階段上の金属屋根は、かつてレーシングカーが歩道内に突っ込んで立ち往生したことを受けて設置されたもの。
the paddock
施設内の各所に設置されたトラッククロックには、IWC インヂュニアの仕様が採用されている点に注目。
the paddock
クルマに工具、そしてテント。土曜日にこれ以上、何が必要だろう?
a ferrari 250 SWB
レーシング・チーム・ホランドが出場させた、シルバーの1961年製フェラーリ 250 GT SWB/C。250シリーズは非常に高価でコレクター垂涎のモデルであり、サーキットで競り合っている姿を見るのは実に珍しい。