手首で世界を旅する:「ワールドタイマー」腕時計の名作3選
「世界は意外に小さい」と言われる現代。海外出張やグローバル旅行はもはや特別なことではなくなりました。
上海にいても、ロンドンやニューヨークの時間を瞬時に知りたい――そんなビジネスマンや旅行者のための最強ツールが、「世界時腕時計(ワールドタイマー)」です。
この時計は、文字盤という「方寸の天地」に地球の時間秩序を凝縮させ、手首を動かすだけで世界中を旅するような感覚にさせてくれます。
今回は、そんな世界時腕時計の中から、「プロフェッショナル」「エレガント」「リーズナブル」という異なる3つの魅力を持つ名作をご紹介します。
1. オメガ:海馬(セマスター) アクアテラ ワールドタイマー
~マリンブルーの極致、地球儀を腕に~
型番: 220.10.43.22.03.002
ケース径: 43mm
ムーブメント: Cal.8938 自動巻(至臻天文台認定)1
【おすすめポイント】
もしあなたが「世界時」という機能を「芸術」として楽しみたいなら、このオメガの一枚がベストです。
43mmの大型ケースの中には、「Summer Blue(サマーブルー)」と呼ばれる青のグラデーション文字盤が広がります。これはただの青色ではなく、太陽の光が当たるような柚木(ゆき)の木目のような質感。
そして文字盤の中心には、チタン金属をレーザー焼蝕(やくしょく)技術で彫刻した地球儀が配置されています。
見た目: 海洋は深藍色、陸地はエングレービング(浮彫)加工され、大陸の輪郭までクッキリと見えます。
性能: マスターホライロジー(至臻天文台)認定のCal.8938ムーブメントを搭載。60時間の動力貯蔵と、15,000ガウスの耐磁性能を備え、防水性も150m。潜水表ブランドならではのタフさが魅力です。
2. ノモス:クラブ(Club)シリーズ 790.S6
~ドイツの合理性、軽やかな世界地図~
型番: 790.S6
ケース径: 40mm
ムーブメント: DUW 3202 自動巻
【おすすめポイント】
オメガが「重厚な芸術」なら、ドイツ・グラスフテ出身のノモスは「軽やかで合理的」な世界時です。
この「Club」シリーズは、40mmという程よいサイズ感と、わずか9.9mmの薄さが特徴。文字盤は鮮やかなイエローが基調で、非常にアクティブな印象です。アラビア数字とバトンインデックスが絶妙に配置され、3時位置の昼夜表示がアクセントになっています。
操作性: 都市名が書かれた外周(シティリング)をボタンで切り替えることができ、操作感覚が非常に直感的。
ムーブメント: ノモス自社製の超薄型自動巻きムーブメントDUW 3202を搭載。4.8mmという薄さを実現しながら、42時間の動力貯蔵を確保しています。
3. コンスタン(Frederique Constant):自家機芯シリーズ FC-718
~スイス製の本物志向、驚異のコストパフォーマンス~
型番: FC-718NMC4NH6
ケース径: 41mm
ムーブメント: FC-718 自動巻(自社開発)
【おすすめポイント】
世界時機能は高価なものが多い中、コンスタンは「高級機能の民主化」を掲げるブランドです。
このモデルは、価格帯(約33,800元)の割に自社開発の世界時機械式ムーブメントを搭載している点が最大の魅力。41mmのケースに収まるシルバー文字盤は、ローマ数字インデックスと太陽放射紋(サンレイ)が施され、クラシカルな佇まい。
機能: 外周に24時間昼夜環を配置し、6時位置には日付表示。直感的な操作で、複雑なはずの世界時機能を簡単に扱えます。
評価: 本来、複雑機構として高価な世界時機能を、スイス製の自動巻き時計としてこの価格で提供するというのは、入門用としても非常に良心的です。
