あの雲上腕時計ブランド、オーデマピゲがスパイダーマンとコラボ!「オーデマピゲ ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン スパイダーマン」が発表


ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨンはいつか手に入れたい一本でもある
さて、オーデマピゲが「ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン”スパイダーマン”(Ref. 26631IO.OO.D002CA.01)」を発表。
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その名のとおりスパイダーマンとのコラボレーションによる腕時計ですが、あの雲上ブランドがマーベルとコラボというのはちょっと意外であるようにも思われ、しかし2021年には「ブラックパンサー」とのコラボモデルを250本限定にて販売したことも。
なぜオーデマピゲとスパイダーマンとのコラボレーションが実現?
なお、こういったコラボレーションはオーデマ ピゲのグローバルCEOであるフランソワ-アンリ・ベナミアス氏がサブカルチャーに親しんでいること、そしてマーベルのファンであることから実現したと(ブラックパンサーとのコラボの際に)説明されていますが、近年では、子供の頃にこういったアメコミ、日本のアニメやゲームと接しながら育った世代が各ブランドの重要ポジションに就いたり、影響力のあるクリエイターとして活躍していることが「高級ブランドと漫画やアニメ、ゲームとのコラボ」、そしてハリウッドでの「日本のマンガの実写化」が加速している背景にあるとも言われています。

参考までに、タグ・ホイヤーとスーパーマリオとのコラボレーションも、タグ・ホイヤーCEO、フレデリック・アルノー氏が「スーパーマリオをプレイしながら育った」ためスーパーマリオに対して思い入れがあるという理由から誕生した、と紹介されていますね。
ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン”スパイダーマン”はこんな腕時計
そこでこのロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン スパイダーマンを見てみると、キャッチコピーはベンおじさんの有名なセリフ「大いなる力には、大いなる責任が伴う」。

ちなみにベンおじさんは「亡くなった後、復活しなかった数少ないマーベルのキャラクター」としても知られます。

ケース素材はチタン、ケース径は42ミリ、ベゼルにはセラミックが採用されており、文字盤にはオープンワークにスパイダーマンが再現されています。

このスパイダーマンだけでも製作に50時間を要する、とのこと(たしかに質感が生生しいほどである)。

ムーブメントはキャリバー2948をベースとした新型手巻きキャリバー2974。

表裏ともに構成されるパーツを極限まで削ぎ落とすことで透明感を演出しているといい、これによってスパイダーマンが”宙を飛んでいるかのような”立体感と浮遊感を演出しています。

ストラップはラバー製で、ブラックベースにグレー、そして・・・。

ブラックベースにレッドバージョンも交換用として付属します。

暗所では時針と分針、そしてインデックスに加え、スパイダーマンの「目」もスーパールミノバによって発光するようですね。

もうひとつスゴいロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン「スパイダーマン」も
そしてこの「オーデマピゲ×スパイダーマン」にはもうひとつバリエーションがあり、それがこのロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン「スパイダーマン(Ref. 26632CN.OO.D100CA.01、価格はいずれも要問い合わせ)」。

ケース素材はホワイトゴールド(ベゼルはブラックセラミック)、そしてケース表面にはエングレービングが施され、スパイダーマンのスーツはブラックというモノトーン仕様です。

ここまで来るともはや腕時計というよりは「芸術品」。

ケース素材がホワイトゴールドということあって非常にデリケートだと思われますが、もし傷や凹みがついてしまうと修正にはかなりのコストを要しそうですね(素材の特性上、修理そのものは不可能ではないと思われる)。

チタンケース版のロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン「スパイダーマン」ともども価格が気になりますが、各ブランドの重鎮が「こういったコミックを読んで育った世代」に置き換えられているのと同様、コミックに親しんだ世代がいまや資金力のある大人となり、それがこういった高額商品の消費を支えているのだと思われます(ワイルド・スピードに登場するクルマの価格が上がっているのも同様で、若い頃にワイルド・スピードを見て影響を受けた世代が成長しお金を持つようになり、若い頃に買えなかったクルマを購入しているからだと言われている)。